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    • 2020.02.19 Wednesday
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    金の鳥居

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      本日の日本の昔話
      「金の鳥居」

      ある日の事、吉四六さんは村の家々をまわって頼みました。
       「八幡さまの木の鳥居が、古くなって壊れそうじゃ。
        みんなでいくらかずつを出し合って、金の鳥居を寄付したいと思うが。
        どうだろうか?」
       「それは良い考えだ。吉四六さんも、たまには良い事を言うの」
        こうして村人たちは、吉四六さんにお金を預けました。
        さて、それからいく日もたたないうちに吉四六さんが、
       「金の鳥居が、出来ました」
      と、ふれまわったので、
       「ほう、ずいぶんと早くに出来たな」
       「一体、どんなに立派な鳥居だろう?」
      と、さっそく村人たちは、八幡さまヘ出かけて行きました。
        ところが鳥居はそのままで、どこにも金の鳥居なんてありません。
       「どういう事だ? 吉四六さんを呼んで訳を聞こう」
        そこで呼ばれた吉四六さんが、やって来ると、
       「ほら、ちゃんとそこに、金の鳥居が建ててあるではないか」
      と、みんなの足元を指差しました。
        みんなが見てみると、そこには縫い物に使う木綿針で作った小さな鳥居が、ちょこんと置かれていたのです。
       「なるほど、確かにこれも、金の鳥居だ。こりゃあ吉四六さんに、いっぱい食わされたわ」
        村人たちは、笑いながら帰って行きました。
      おしまい





      JUGEMテーマ:昔話


       

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