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    • 2020.02.19 Wednesday
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    「白ナス」 (日本昔話)

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      きょうの日本の昔話 「白ナス」



      むかしむかし、ある山寺に、和尚さんととんちのきく小僧さんがいました。

      ある日の事。
      和尚さんが檀家の人からもらったゆで卵を小僧さんに隠れて
      食べようとすると、そこへ小僧さんがやってきてたずねました。
      「おや、和尚さま、かわった物を食べていますね。
      それは、何と言う食べ物ですか?」
      すると和尚さんは、すました顔で答えました。
      「うむ、これは白ナスという物だ。色は変わっておるが、味は普通のナスと同じだよ」
      ちょうどその時、お寺で飼っているニワトリが、
      「コケー、コッコッコッ」
      と、鳴いたので、小僧さんはすかさず「おや、白ナスの親が鳴いていますね」
      と、言いました。
      「あははは、何じゃ、知っておったのか」
      和尚さんは小僧さんにもゆで卵をわけてやり、二人で仲よく食べました。


      おしまい



      JUGEMテーマ:昔話

      大いびき善六

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        きょうの日本昔話
        むかしむかし、善六(ぜんろく)という木びき(→木を切り倒す仕事)がいました。
        大男のくせに怠け者でしたから、一日かかっても仲間の半分ほどしか仕事がはかどりません。
        「善六かよ、あいつはとてもものになるめえ」
        みんなは善六を、『木びき』でなく『小びき』だと馬鹿にしていました。
        それを聞いて、善六は面白くありません。
        そこで近くの神社にお参りをして、日本一の大びきになれる様に願をかけるとにしたのです。
        「何とぞ神さま、神社の前に寝そベっている大きな石のウシをひける程の力を授けたまえ」
        やがて、満願(まんがん→願かけが終わる日)の日が来ました。
        善六は試しに、寝そべりウシをひいてみる事にしました。
        ギイコー、ギイコー・・・
        善六のノコギリは、たちまち石で出来た大きなウシを、真っ二つに切り割ってしまいました。
        「やった! もう今までの『小びき』の善六ではないぞ! これからは『大びき』の善六さんと呼んでもらおうか」
        ところが山へ入って仕事にとりかかったものの、さっぱり仕事がはかどりません。
        石を真っ二つに出来たノコギリなのに、うまく木が切れないのです。
        その様子を見ていた親方が、ゲラゲラと笑いました。
        「善六よう。願かけが間違っていたんじゃねえか? 木びきは木をひくのが仕事だぞ。お前は石をひくとしか頭になかったろうが」
        それを聞いて、善六はハッと目が覚めました。
        「そうだ、おらは力持ちを良い事に、天狗になっていたのかもしれん。よし、もういっペん神さまにお願いしてみよう」
        改心した善六の目からは、ポタポタと涙がこぼれていました。
        「神さま、おらが間違っていました。心を入れ替えて、ちっこい丸太をひく事からやり直します。どうか見守って下さいまし」
        そして善六が一晩中かかって、やっと一本の丸太をひき終えた時、善六の腕にはまるで石の様な力こぶが出来ていました。
        善六は、その日から人が変わった様に仕事に励みました。
        励むにつれて、その仕事の確かさが評判になっていきます。
        ある時、江戸の工事現場ヘ出かけた事がありました。
        主人は大きなノコギリを背負って現れた善六を見ると、ちょっとからかってやろうと思いました。
        「おい若い衆。一丁ひいてみな。ただし、スミの通りだぞ」
        そう言って、大きな丸太にスミで波の様な模様(もよう)を描いたのです。
        「はい」
        善六は短く返事をすると、たちまち波の様な模様をひき終えました。
        大ノコギリ一つで、これほどの難しい模様をひき切るのは大変な事です。
        「これは参った。大した腕前だ」
        こうして善六の名は、江戸でも有名になりました。
        木びきの仲間たちは、
        「善六かよ。ありゃあ、ただの木びきじゃねえ。『大びき』というもんだ。あのくらいのひき手は、広い江戸にも他にあるみゃあよ」
        と、うわさしたそうです。
        おしまい




        JUGEMテーマ:昔話


         





                  






        じっと見つめていました

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          むかしむかし、吉四六さんと言う、とてもゆかいな人がいました。
           その吉四六さんが、まだ子どもの頃のお話です。

           ある秋の事。
           家の人はみんな仕事に出かけるので、吉四六さんが一人で留守番をする事になりました。
           出かける前に、お父さんが言いました。
          「吉四六や、カキがもう食べられる。明日木から落とすから、今日は気をつけて見ていてくれ」
          「はい。ちゃんと見ています」
           吉四六さんは、元気な声で返事をしました。
           でも、食べられるカキがいっぱいあるのに、黙って見ている吉四六さんではありません。
           お父さんたちの姿が見えなくなると、さっそく村の中を走り回りました。
          「おーい、家のカキがもう食べられるぞ。みんな食べに来い」
           これを聞いた村の子どもたちは、大喜びで吉四六さんの家にやって来ました。
           そして、長い棒でカキを落とすと、みんなでお腹一杯食べてしまったのです。

           さて、夕方になってお父さんが家に戻ってくると、吉四六さんは柿の木の下に座っていました。
          「お前、一日中そうやっていたのか?」
          「はい。だって、気をつけて見ていろと言うから、ジッと柿の木を見ていたんです」
          「そうか。偉いぞ」
           感心したお父さんが、ふと柿の木を見上げて見ると、カキの実がずいぶんと減っています。
          「おや?
           カキの実がずいぶん減っているな。
           これは、誰かが取って行ったに違いない。
           おい吉四六、これはどうした事だ?」
           すると吉四六さんは、平気な顔で言いました。
          「はい、村の子どもたちが次々と来て、棒を使ってカキの実をもいでいきました。
           私は言われた通り、気をつけて見ていたから間違いありません」
          「とほほ。・・・カキ泥棒が来ないよう、気をつけて見ていろと言ったのに」
           お父さんはそう言って、ガックリと肩を落としました。

          おしまい



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          稚児岩(ちごいわ) 秋田県の民話

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            むかしむかし、深沢山(ふかざわやま)と呼ばれるあたりを、どこかの国の殿さまの行列が通りました。
            ちょうど秋晴れの気持ちの良い日だったので、殿さまは馬の背中であたりの景色を楽しんでいました。
            殿さまがふと上を見上げると、そばの崖っぷちの上の方に大きな岩があります。
            それを見て、殿さまが言いました。
            「だれか、あの岩を登れる者はおらんか?」
            「・・・・・・」
            「うん? だれか、おらんか?」
            「・・・・・・」
            家来たちはだまったまま下を向いているばかりで、誰一人名乗り出る者はいません。
            それもそのはず、もしあんな高いところから滑り落ちでもしたら、命がなくなるからです。
            するとその時、どこからか一人の子どもが現れて、殿さまに言いました。
            「お殿さま。わたしが登ってみせますよ」
            子どもはみんなの見ている前で着物のすそをまくったかと思うと、まるでサルのように険しい岩をするすると登っていったのです。
            それを見た殿さまは、大喜びで言いました。
            「見事、見事じゃ」
            殿さまはさっそく、子どもにたくさんのほうびをとらせました。
            この子どもは深沢山のお堂に住む稚児(ちご)だったので、それからはこの大岩を『稚児岩』と呼ぶようになったそうです。
            おしまい



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            おやじを焼いたせがれ (昔話)

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              今日の江戸小話  おやじを焼いたせがれ


              父親が四、五日家をあける事になったので、留守番をする息子に言いました。
              「いいか。客が来たら、どこのどなたかを聞いてお茶を差し上げ、また今度来てくださいと出直してもらうんだぞ」
              「はいよ」
               息子は引き受けましたが、物覚えが悪いので頼りになりません。
              「お前は物覚えが悪いから、紙に書いておいたぞ。もし忘れたら、この紙を見るのだ。わかったな」
              「はいよ」
               父親が出て行くと、息子は一日に何回も紙を取り出しては読み返しました。
              「客が来たら、どこのどなたかを聞く。お茶を出す。そして出直してもらう。かんたん、かんたん」
               けれど二日たっても三日たっても、お客は誰もきません。
              「こんな紙、いらないや」
               息子はいろりで、父親が書いた紙を焼きすててしまいました。
               ところが四日目に、お客がやって来ました。
              「ごめんください。親父さまは、おられますかな?」
               息子はあわてて紙を探しましたが、焼いてしまったのでありません。
               息子は、しんみりと答えました。
              「それが、・・・なくなりました」
              「なんと! いつ、なくなったのですか?」
              「はい、きのう、焼いてしまいました。」
              「そうですか。それはお気の毒な事で」
               お客ははおくやみを言って、帰ってしまいました。

              ♪ちゃんちゃん
              (おしまい)もっと見る




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              大きな運と小さな運 (日本昔話)

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                今日の日本の昔話  

                「大きな運と小さな運」



                         



                むかしむかし、ある山奥のほら穴に、ぐひんさんが住んでいました。
                  ぐひんさんとは、テングの事です。
                  このぐひんさんの占いはとても良く当たると評判なので、もうすぐ子どもが生まれる木兵衛(もくべえ)と賢二郎(けんじろう)が生まれる子どもの運を占ってもらいました。
                 「オン! オン! 山の神、地の神、天の神、木兵衛と賢二郎の子のぶにをお教えたまえー!」
                  ぐひんさんは大声で呪文(じゅもん)を唱えると、まずは木兵衛に言いました。
                 「神のおおせられるには、お前には竹三本のぶにの子が生まれるそうだ」
                 「竹三本の、ぶに?」
                 「そうじゃあ。人には生まれながらにそなわった、運というものがある。それすなわち、ぶにじゃ」
                 「と、言うと、おらの子には、たった竹三本の運しかそなわらんのか?」
                  木兵衛は、がっかりです。
                  ぐひんさんは、次に賢二郎に言いました。
                 「お前のところには、長者(ちょうじゃ)のぶにの子が生まれる。お前の子は、長者になるさだめじゃあ」
                 「貧乏なおらの子が、長者にねえ」
                  ぐひんさんの占いを聞いて、二人は村に帰りました。
                  それからしばらくして、二人の家に子どもが生まれました。
                 「玉の様な、男の子じゃ」
                 「うちは、女の子じゃ」
                  どちらも元気な子どもで、二人は手を取り合って喜びました。
                  木兵衛の子どもは吾作(ごさく)、賢二郎の子どもはお紗希(おさき)と名付けられ、二人は病気もせずにスクスクと育ちました。
                  ある日の事、木兵衛と賢二郎が畑仕事をしているところへ、吾作とお紗希がにぎり飯を持って来ました。
                 「おとう、昼飯じゃあ」
                 「みんなで、一緒に食べようよ」
                 「賢二郎、そうするか」
                 「おうおう、そうすべえ」
                  四人はあぜ道にならんで、にぎり飯を食べました。
                  ムシャムシャ・・・、ガチン!
                  木兵衛が食べていたにぎり飯の中に、小さな石が入っていました。
                 「なんや、石なぞ入れおって。・・・ペっ!」
                  木兵衛は小石を、ご飯粒ごと吐き出しました。
                  すると吾作も親の真似をして、
                 「ぺっ、ペっ、ペっ」
                と、ご飯粒を吐き出しました。
                  それを見た賢二郎は、木兵衛に言いました。
                 「ああ、もったいない事をして。石だけを、吐き出したらよかろうに」
                  すると木兵衛は、笑いながら言いました。
                 「石だけを選ぶなんて、けちくさいわい。
                  おらは、けちくさい事は大嫌いじゃ。
                  賢二郎どんは、よくよくの貧乏性じゃのう。
                  アハハハハハッ」
                 「そうは言っても、おらはどうももったいない事が出来んのや。なあ、お紗希」
                 「うん!」
                  それから何年か過ぎて、吾作は町の竹屋で修行をして古いおけを修理する輪がけの職人になりました。
                  お紗希は、隣村で働く事になりました。
                  竹職人になって村に帰って来た吾作に、木兵衛はうれしそうに言いました。
                 「よしよし、それだけ技術を身につけたら立派なものや。ぐひんさんには竹三本のぶにと言われたが、がんばれば竹百本、うんにゃ、竹千本の大金持ちにだってなれるわい」
                 「ああ、がんばるぞ」
                  こうして吾作は村々をまわって輪がえの仕事をしましたが、しかしいくら働いても輪がえはそれほどお金になりません。
                 「ああ、輪がえというのは、つまらん仕事じゃあ」
                  そんなある日、隣村まで足をのばした吾作は、長者屋敷の前で呼び止められました。
                 「輪がえ屋さん、おけの輪がえをお願いします」
                  お手伝いの娘が、こわれたおけを持って屋敷から出て来ました。
                 「へい、ありがとうございます」
                  吾作は輪がえをしながら、お手伝いの娘にたずねました。
                 「ずいぶんと、使い込んだおけですね。しかし長者さまなら輪がえなんぞしないで、新しいおけを買った方がはやいんじゃないですか?」
                 「はい。以前はそうでしたが、新しい若奥さまが来られてから、使える物は直して使う様になったんです。でもそのおかげで、若奥さまが来られてから屋敷がずいぶんと大きくなりましたよ」
                 「へえー、そんなものですかね。わたしはどうも、けちくさいのが苦手で」
                  するとそこへ長者の若奥さまが通りかかり、輪がえをしている吾作を見てなつかしそうに言いました。
                 「あれぇ、あんた、吾作さんやないの? ほら、あたしよ。小さい頃によく遊んだ、隣の」
                  吾作は若奥さまの顔を見て、びっくりしました。
                 「ありゃあ! お紗希ちゃんでねえか。こ、ここの、奥さまになられたのでござりまするか?」
                 「ええ。あとでにぎり飯をつくってあげるから、待っとって」
                  お紗希は台所に行くと、さっそくにぎり飯をつくりました。
                  そして長者の嫁になった自分の幸せを吾作にも分けてあげたいと思い、にぎり飯の中に小判を一枚ずつ入れたのです。
                  この小判は、お紗希が何年もかかってためた物でした。
                  輪がえを終えた吾作は、川岸へ行ってお紗希からもらったにぎり飯を食べる事にしました。
                 「ほう、こりゃうまそうじゃ。さすがは、長者さま。飯のつやが違うわい」
                  そしてにぎり飯を口に入れると、
                  力チン!
                と、歯にかたい物があたりました。
                 「ペッ! なんや、えらい大きな石が入っとるぞ」
                  吾作はにぎり飯を川の中に吐き出すと、二つ目のにぎり飯を口に入れました。
                  カチン!
                 「これもか。ペッ!」
                  三つ目も。
                  力チン!
                 「なんや、これもか。ペッ!」
                  四つ目も、五つ目も。
                  カチン! カチン!
                 「何じゃ、このにぎり飯は? どれもこれも、みんな石が入っとるやないか」
                  そして最後の一つも、やはり力チンときました。
                  吾作はこれも川に吐きすてようとして、ふとにぎり飯を割ってみました。
                 「長者の家の飯には、どんな石が入っとるんじゃ? ・・・ややっ、これは!」
                  にぎり飯の中から出て来た物は、石ではなく小判です。
                 「し、しもうた。前に入っていたのも、小判やったんか」
                  お紗希が心を込めたおくり物は、深い川の底に沈んでしまいました。
                  この話を聞いて、木兵衛は吾作をしかりました。
                 「なんで初めに力チンときた時に、中を確かめなかったんや! そうすりゃ、六枚の小判が手に入ったのに!」
                 「けど、石だけを選んで吐き出すなんて、そんなけちくさい事はおとうも嫌いやろ? やっぱりおらには、運がないんや」
                  その言葉を聞いて、木兵衛はぐひんさんの言葉を思い出しました。
                 「ぐひんさんの言う通り、お紗希は長者の嫁になった。やはり吾作には、竹三本のぶにしかないのか・・・」
                  木兵衛ががっかりしていると、どこからともなくぐひんさんが現れて言いました。
                 「木兵衛よ、それは違うぞ。
                  お紗希が長者の嫁になれたのは、物を大切にする良いおなごだったからじゃ。
                  いくら良いぶにを持っていても、それを生かせん者もおる。
                  反対に小さなぶにしかなくても、大きな運をつかむ者もおる。
                  ぶにとは努力しだいで、どうとでも変わる物じゃ。
                  長者になっても物を大切にするお紗希を見習えば、お前たちにも運がつかめるだろう」
                  それからというもの木兵衛と吾作は物を大切にする様になり、やがて竹千本の山を持つ長者になったそうです。
                おしまい



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                1

                   かれんだー

                S M T W T F S
                   1234
                567891011
                12131415161718
                19202122232425
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                 さいしんきじ





                 かてごり








                 あーかいぶ



                 こめんと






                  とらっくばっく









                  りんく




                  ぷろふぃーる

                ぶろぐないけんさく

                  かんり

                  もばいる

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